聖コロナの出身地は!?身長は?彼氏は?学歴は?

こんなニュースがTLで流れてきて気になったので調べてみました。

https://twitter.com/ReutersJapan/status/1243433339379302400

 

 

参考にしたのは『BIOGRAPHISCH-BIBLIOGRAPHISCHES KIRCHENLEXIKON』という辞典。

https://www.bbkl.de/public/index.php/frontend/lexicon

 

2つの記事を読むのに5ユーロ取られました。翻訳したけど???って部分が多かったので多分誤訳いっぱいだけど許して。原文は有料だし載せたら怒られそうなのでやめておきます。

 

  • ヴィクターとステファニダ(コロナ)

「ヴィクターは160年頃のアントニヌス帝*1のもとで、初めは燃えている窯に、更には煮えたぎった油が入った鍋に放り込まれた。これらの拷問によって死に至ることはなく、最終的に彼は首を刎ねられた。彼はラテン語の『殉教者行伝』によればキリキア出身と言われている。兵士の未亡人であるステファニダ ―ラテン語の『殉教者行伝』ではコロナと呼ばれている― は、この殉教に強く感銘を受けたことでキリスト教信仰告白した。彼女は2つの引っ張られたヤシの木の間に縛られ、木の反発によって引き裂かれた。ストロガノウ*2の『画家手引書』では、ヴィクターはヴィンケンティウス*3とテオドロス・ストゥディテス*4と共に描かれている。ヴィクターは広いおでこと髭で紹介されている。彼は、明るい髪と、青い下着、白あるいは黄土色のシャツと赤いケープを着ているように描写されている。ヴィクターの全体が描かれたものは、実際にテッサロニキ*5のニコラオス・オルファノス教会の14世紀の壁画に見ることができる。伝統的なギリシャ絵画では、聖ヴィクターとヴィンケンティウスは髭無しで表されている。『アトス山*6の画家手引書』では両人ともに髭無しの若者となっている。」

 

  • テーバイのコロナ

「古代の伝承によれば、テーバイ*7キリスト教の殉教者であるとされている。小説のような『殉教者行伝』には、彼女は引っ張られて曲がった2つのヤシに縛られて、木の反動によって引き裂かれたと記されている。1000年、あるいは997年に、オットー3世*8によって、聖遺物がオトリコーリ*9からアーヘン大聖堂に持ち込まれた。14世紀には、聖遺物はプラハの大聖堂に運ばれたと言われている。コロナに対する聖地巡礼として、ウィーンの森の聖コロナ*10とパッサウ教区のハントラプがある。彼女は金にまつわる守護聖人と考えられている。しかし、また聖コロナは、宝探しや賭博といった迷信的な行為*11に対しても(守護聖人として)信仰されている。芸術における聖コロナは、ヤシの木やコイン、王冠と共にアンティークな衣装で描かれている。最古の芸術に対する描写は、ストラスブール大聖堂にある14世紀のステンドグラスであると考えられている。」

 

 

逸話からしてヴィクターとセットにされることが多い。ロイターの記事ではコロナは木こりと伝染病の守護聖人ということになってたけど、辞典を見る限り金銭系の守護聖人っぽい。もっとちゃんと文献探せばそこら辺がわかるかもしれない。2通りある名前については、Coronaはラテン語、Stephanidaはギリシア語由来でどちらも「冠」を意味する*12

これ以上は書くことないので写真貼って濁しておきます。マジでいかがでしたか系ブログと同じくらい中身が無い(タイトル通り)。 

 

・追記

ヤシはキリストを表象し、罪と死に対する信仰の勝利を象徴する、聖画における殉教者のアトリビュートらしい(脚注もとから丸パクリ)。*13

 

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①左がヴィクター、右がコロナ*14

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②目くり抜かれてるのがヴィクター、右がコロナ*15

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③首切られてるのがヴィクター、右がコロナ*16

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④コロナ単体*17

 

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⑤コロナ単体*18